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​樹木と芝生のお手入れ​

​外構デザインどれだけ高価な商材を使っても、植栽の表情にはかなわないと思います。配置、高さ、枝ぶり。外構の最後に今までどれだけの感動を呼んだか…木は一本一本表情が違い、生きています。そんな植栽をいつまでも愛着がわいていただけるように、メンテナンス方法をお伝えします。

​植栽【シンボルツリ-】​​

水やりはなぜ必要か

植物に含まれる⽔分は70%〜90%です。 植物のからだの中で⽔分は養分を溶かし、その養分を運んだり、蒸発させて体温を調節するなどの重要な役割 を果たしています。植え付け直後は、その⼤事な⽔分を取り込む為の根が切られたり、傷ついて充分に回復し ていなかったりするので、とてもデリケートになっています。 この時期に⽔やりを怠ると⽊が枯れたり弱ったりする原因となりますので、⼤切に扱ってください。

水やりの方法

⽔やりは「回数は少なく、⼀度にたっぷり地中深くにしみこむように」が基本です。 ⽔分が土の表面にしかいきわたっていない状態だと、根が浅くしか張らなくなってしまいます。 根は地中にしみ込んだ⽔分を求めて深く広く伸びていきますので、土にしっかりとしみ込むように時間をかけ てあげてください。
根元に土で円形に土手が作ってある植栽の場合は、その土手の内側にいっぱいまで⽔をためてください。 その後、⽔がある程度しみ込んだのを確認してから、もう⼀度同じように⽔を溜めてあげてください。

​□夏場□

 植え付け直後は、1日2回の⽔やりが必要です。 気温の⾼い日中の⽔やりは厳禁です。気温が⾼くない朝⽅か⼣⽅に⾏ってください。 植え付けから1ヶ月程を目安に⽔やりを1日1回に減らしてください。

​□冬場□

植え付け直後は、1日1回の⽔やりが必要です。 植え付けから1ヶ月以降は晴天が続いた場合のみ⽔をあげてください。 できるだけ日中に⽔をあげるようにし、⼣⽅の⽔やりは避けてください。 ⼣⽅に⽔をあげると夜間の冷え込みで⽔が凍り、根を傷めてしまいます。

※樹⽊が完全に根付くまでには、植え付けから2年程かかります。  完全に根付けば夏場の晴天が続いた場合にのみ⽔をあげるようにしてください。
※プランターや花壇の植栽の場合は、土の量が少ないために植え付け後の期間に関係なく定期的な⽔やりが  必要です。
※植栽の成⻑には肥料も必要になります。  基本的には、2月に油粕などの有機肥料を適量やり、後は5月〜6月に1回、9月頃に1回やってください。  但し、花⽊で施肥時期に花が咲く品種の場合は、花が咲き終わってから与えてください。  肥料はやり過ぎると最悪の場合枯れてしまいますので、説明書をよく読み適量を与えるようにしてください。
※植栽を害虫から守る為にも、消毒をおすすめ致します。  病原菌の活が活発になる、新葉の出始める春から秋にかけて、適期に症状にあった薬剤を散布します。  万能性があるもので、スミチオン等があります。また、カイガラムシ等にはスプラサイドが効果があります。

​天然芝​​​

​美しく芝生で緑あふれるお庭を保つ為に

・​適切な水やり

鉢植えの植物と同じような間隔で⽔やりをして、芝⽣を乾燥させないようにしてください。
春には3〜4⽇に⼀度ぐらいで、夏場には基本的に毎⽇⽔やりをしてください。 特に酷暑の時期、しかも⾬の降らない⽇が続く時は、⽔やりは⽋かさないようにしてください。 夏の⽇差しの強い⽇中の時間は避けて、朝夕にたっぷりと⽔やりをしてください。
芝⽣の⽔やりは、ホースリールを使って、シャワー状に⽔まきをするのが⼀般的です。 ⽔やりは地中深くまで届くようにたっぷりと⾏います

・​芝刈り

「⻑くなったから刈る」のではなく、美しい芝⽣を保つためにこまめな芝刈りを心がけましょう。
⾼麗芝の場合は、夏の芝⽣が良く成⻑する5〜9⽉は少なくとも⽉4回、春・秋は伸び具合によりますが、 2〜3週間に1回くらいは刈っておいたほうが良いでしょう。 頻繁に芝刈りをすることで、芝が密になり、美しい芝⽣になるばかりでなく、雑草の侵⼊も防ぐことが 出来ます。
また、芝刈りが出来ずに芝⽣が⻑く伸びてしまった場合は、⼀度に刈らず、数回かけて徐々に低く刈って いきます。全く伸びない冬は、もちろん刈る必要はありません。

・除草について

除草は、基本的にこまめに芝の状況を確認し、⼿で雑草を抜くのが⼀番良い⽅法です。 特に夏の時期には、こまめに除草する必要があります。⼤切なのは雑草が⼩さいうちに根元から完全に⼿で 抜くことです。しかし、根が深い雑草が多い場合や、芝庭が広い場合などは、除草剤を使うと良いでしょう。 基本的には「芝に使える除草剤」を選びます。

・肥料について

春から秋にかけて肥料が必要です。基本的には春から施肥を始め、秋に終了します。
⾼麗芝が成⻑し始める4⽉は、窒素成分10%程度の化成肥料を与えます。5〜8⽉までは窒素成分10% 程度の化成肥料を少し多めに与えます。9〜10⽉の間に、リン酸とカリウムが主体の肥料を与えます。 ホームセンター等で購⼊可能な肥料で⼤丈夫です。⾼麗芝の休眠期である冬の間は、施肥の必⽤はありません。

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